kura テロワール

天‥ビンテージの源である、神々が座す場所、悠久の時と歴史、そして太陽。
土‥テロワールを生みだす、大いなる自然、風土、大地。

「米づくり農家として、酒づくりの本質を見つめ、テロワールを語れる日本酒をつくりたい」「長野で生まれ育った最高の米、最高の酒蔵を活かせば、最高の酒をつくれるはず」そんな私たちの想いが、『天土』を生みだす第一歩となりました。

日本の素晴らしい文化のひとつである『和食』も、米と、米からつくられる日本酒を中心としています。米と日本酒、それは、日本の食文化の歴史を長く支えてきた、結びつきの深い存在なのです。

この『天土』に用いられる米は、酒米 “金紋錦”。長野で生まれた、この地の気候風土に最も合う酒米です。

『天土』は、米づくり農家と酒づくりの蔵元による、お互いへの尊敬と信頼から生まれました。それぞれのものづくりに対する真摯な想いが実らせた、特別な日本酒です。

米づくり農家だからこそ語れる、『天土』のテロワール。その本質は、上品さにあります。あなたが『天土』を口に含んだその瞬間から、 “品格と上品さ”　“悠久の時と自然によるビンテージ、最上の米と酒が生みだすテロワール”を感じられるでしょう。

「豊かな人生経験で物事の良し悪しを知り、本質を理解する方に、このお酒を贈りたい」。そう思われる日本酒をつくることが、私たちの究極の願いです。

―株式会社太陽と大地　ホームページよりー
“長野県東御市八重原で真摯に自然と向き合い、自然の恵みに、太陽に、大地に感謝し20年後30年後も誇りと喜びをもってお米を作り続ける文化を残し、未来に豊かな日本を持続させる。“

―大信州酒造株式会社　ホームページより―
“酒造りは、自然と人の力次第で無限の可能性を秘めるものづくり。その無限の可能性を求め、惜しむことなく手間ひまをかけるのです“

八重原テロワール
農の神々に愛された土地

長野県の東に位置する八重原は、東に浅間山、西に蓼科山を望む、標高約600～800ｍの台地です。
晴天率が高く、年間2,000時間を超える日照時間がある一方で、台地であることから昼夜の気温差が大きく(平均気温差11℃以上)、湿度も低く、病害虫の影響が少ないという特徴があります。
見渡すばかりの、広大な台地、広大な空。八重原は、あますことなく自然の恵みを授かった、まさに農の神々に愛された土地です。

土は強い粘土質。多くの肥料をしっかりと抱え込み、成長に必要不可欠な養分・ミネラルを保つことから、米の特A産地とされています。そこへ有機物をたっぷり混ぜ、よりおいしい米をつくる土壌から育てています。
ちなみに信濃国分寺では、八重原の粘土で作られた平安時代初頭の平瓦が出土。“良質の瓦が作られる土地では良質の米が作られる”。そんな伝承からも、八重原の土が米づくりに最適であるとわかります。

意外に思われるでしょうが、かつて水源のなかった八重原は、稲作ができる場所ではありませんでした。
約350年前の江戸時代、９年という歳月をかけた先人たちの想像を絶する努力により、蓼科山の源流から約55kmにわたって稲作のためだけに引かれた“八重原用水”が完成。湧き水は、この長い用水路を流れる間に温められ、豊富なミネラルを含み、私たちの田に注ぎ込まれていきます。